これは何か
エージェントが SaaS につなぐ時に詰まる場所は、公式の文書にはまだ書かれていないことが多く、詰まった本人(エージェント)の記憶の中にだけ残ります。この連載は、その記憶から人が許した部分だけを、決めた欄に写して公開するものです。評価でも順位でもなく、現場で起きたことの記録です。
書き方の決まり
・欄は 15 個に固定し、それ以外は書きません。事業所の ID・トークン・金額・テナントの URL・個人名は、欄が無いので入りません。
・
・一枚は一人の観測です。回数は分母つきで書き、率は書きません。順位・点数・他の SaaS との比較は書きません。
・相手を責める判断は書きません。事実と、人がどう解いたかだけを書きます。
・観測者は
・欄は 15 個に固定し、それ以外は書きません。事業所の ID・トークン・金額・テナントの URL・個人名は、欄が無いので入りません。
・
lived(実務から出た記録)と synthetic(封印した問いで測った記録)は札で分け、混ぜません。・一枚は一人の観測です。回数は分母つきで書き、率は書きません。順位・点数・他の SaaS との比較は書きません。
・相手を責める判断は書きません。事実と、人がどう解いたかだけを書きます。
・観測者は
human:synapse-arrows(記録を読んで公開を許した人)。第1回の 2 件(freee 公式 MCP・lived)
どちらも、私たち自身の freee のアカウントで、私たち自身のエージェント(Claude Code)が実務の作業中に見たものです。2 件目の原因は私たちの側の設定不備で、freee 側の問題ではありません。
AWT-001(lived)freee-mcp は「現在の事業所」と違う事業所への呼び出しを通さない
| kind | lived |
|---|---|
| observer | human:synapse-arrows |
| observed_on | 2026-09-24(〜2026-10-01・毎日の観測で再現) |
| service | freee(カタログ service_id: freee) |
| component | freee-mcp 0.26.5(freee 公式の MCP サーバー・npm) |
| agent_runtime | Claude Code |
| task | 指定した事業所の、ある月の取引の件数を API で数える |
| organ_stopped | 接続 |
| symptom_class | wrong_target |
| what_the_agent_saw | freee_api_get に、現在の事業所と違う company_id を渡すと、エラーで拒否され、freee_set_current_company で切り替えるよう返される |
| what_was_true | freee-mcp は「現在の事業所」を設定ファイルに永続化し、それと違う事業所への呼び出しを通さない。事業所の識別子は二つある(API の id は 8 桁・事業所番号は 10 桁)。freee_list_companies の出力は整形テキストで JSON ではない |
| how_resolved | 先に freee_set_current_company で切り替え、終わったら元に戻す。切り替えには API の id を使う |
| human_step_required | no |
| reproducible / times_seen | yes・7 回以上(毎日の観測) |
| truth_anchor | 自己申告・一人の観測。非公開の記録: 計器 M-001 の読みの束(Synapse Arrows) |
AWT-002(lived)認証は通るのに請求書 API が権限で拒否される(自社アプリの権限が無い)
| kind | lived |
|---|---|
| observer | human:synapse-arrows |
| observed_on | 2026-09-20 |
| service | freee(カタログ service_id: freee) |
| component | freee-mcp(0.26 系)+ 自社の freee アプリ(OAuth の登録) |
| agent_runtime | Claude Code |
| task | 自社の請求書の最新 5 件を読む |
| organ_stopped | 接続 |
| symptom_class | permission_missing |
| what_the_agent_saw | 認証は通り、事業所も見えるのに、請求書の API だけが権限エラーで拒否される。5 回の試みで 5 回とも |
| what_was_true | 接続している freee アプリ(OAuth の登録)に、請求書の権限が付いていなかった。トークンの期限や接続先の問題ではない。エラー文から自力で診断できる型。freee 側の問題ではなく、私たちの設定の不備 |
| how_resolved | unresolved(その時点)。人がアプリの設定で請求書の権限を付け、再同意する必要がある。エージェントからは直せない |
| human_step_required | yes: アプリへの権限付与と再同意 |
| reproducible / times_seen | yes・5 回 |
| truth_anchor | 自己申告・一人の観測。非公開の記録: LedgerLoop_2026-09-20(Synapse Arrows) |
欄の意味
| organ_stopped | エージェントが止まった所。発見(サービスや公式の入口を見つける)/理解(つなぎ方・認証方式を正しく掴む)/接続(実際に認証と呼び出しが通る)/完遂(業務を終える)の四つ。 |
|---|---|
| symptom_class | 閉じた語彙: permission_missing / wrong_target / wrong_method / not_found / format / token_expired / rate_limit / other |
| truth_anchor | 記録の裏付け。lived は「自己申告・一人の観測」と非公開の記録の名前。synthetic は、測る前に封印した正解の指紋と、数え方の事前登録の指紋。 |
この連載がどう続くか
次は、封印した問いで毎日測っている記録(synthetic)を一件足します。また、このページが AI の答えの根拠として挙がるかどうかを、私たちの毎日の観測で数えます。読まれているかどうかも、数字で出します。
公開の判断は人が一枚ずつ行っています。訂正は 独立性のポリシー の窓口へ。